沖縄のお土産のページ
沖縄のお土産として人気があるのは、やはり可愛らしい、ユニークな表情のシーサーやキーホルダー、ストラップ等であろうか。
しかし、それ以外でももっと魅力的な沖縄土産がある。
そこで以下にお土産として喜ばれそうな、代表的な沖縄のお菓子、沖縄の伝統工芸品、沖縄の食べ物を挙げてみることにする。
【お菓子】
沖縄の菓子は、琉球王朝時代より中国の影響を受けているものが多い。本土や外国との交流が、戦後多くなり観光客、訪問客を対象とした、沖縄のお土産としての菓子が増え、これまでの土着的菓子より、形、包装、デザイン、味も吟味、工夫されている。
金楚糕(ちんすこう)
砂糖、ラード、小麦粉をこね合わせて焼きあげた品。おもに日常の茶菓子で、保存がきく。
最近では、黒糖味のちんすこう、チョコレートコーティングされたちんすこう等、様々な種類が作られている。
小学校近くの駄菓子屋には個包装のちんすこうが必ず売られており、2本入って30円くらいで買えるので、沖縄の子供たちにも人気がある。
砂糖てんぷら(さーたーあんだぎー)
昔から結婚式などの祝宴に出された球状の揚菓子である。
卵、小麦粉、ベーキングパウダー、少しの油を入れ、スプーンですくい、油で揚げたもの。保存がきくが、揚げたてが一番美味しい。
作り方は単純だが、作る店によって味が全然違うのが不思議。
沖縄観光に来た際にはあちこちのサーターアンダギーを食べ比べ、「私はどこどこのサーターアンダギーが一番美味しいと思う!!」と言えれば、なかなかの沖縄通といえるのでは。
チールンコウ
中国式の蒸しカステラ。千切りにした生落花生を食紅で色付けし、ミカンの皮をそえて蒸した菓子。
【食品】
沖縄そば
普通、そばというとそば粉が原料だが、沖縄そばは小麦粉で作られる。
豚骨のだし、やわらかく煮込んだ豚肉、沖縄独特のかまぼこ、ねぎの具がそえられ、
種類も野菜そば、中身そば、ソーキそば、てびちそばと様々。
今ではお土産用として様々なインスタント沖縄そばが売られているので、内地の日本そばとは違った味わいをお土産としてみるのもいいのでは。
豆腐餻(とうふよう)
東洋のチーズといわれる豆腐餻の歴史は古く、琉球王朝時代に中国より紅乳腐として伝わり、王朝料理座において研究された珍味。
大豆、餅米、泡盛を使って作られる栄養豊かな自然食品。
沖縄の豆腐ようは本土では有名らしいが、これを好んで食べる沖縄の人はあまりいない・・・。
泡盛
約5百年前シャムから伝来し王朝時代から改良が加えられた。
米を原料に、沖縄の気候、風土と独特な技術によって釀造される。貯蔵するほど風味が良くなり、永年貯蔵したものをクース(古酒)と称し、大事に愛飲される。
お土産屋では、可愛く、綺麗な琉球ガラスの瓶に入った泡盛も売られているので、お土産にもおすすめ。
沖縄の若い子たち(20歳以上の)は泡盛にシークヮーサージュース等を入れ、水で割って美味しく飲んでいる。
烏龍茶やうっちん茶(ウコン茶)等、お茶で割ってもいいし、牛乳で割って飲む人もいるくらい、泡盛は何で割っても合う不思議なお酒。
もちろんストレートで飲んでもよし。
油味噌
王朝時代より、王室、庶民の食卓でご飯の友として、おにぎりの芯として重宝がられている。
上質の肉と味噌を油炒めしたもので、保存がきく。
とても甘い味噌で、子供たちにとても人気がある。
【工芸品】
琉球絣
琉球織物の模様のもっとも代表的なものは絣である。
絣は南方から沖縄に入って発展し、各種の織物の模様に取り入れられ、本土へも大きな影響を与えた。
おもに南風原町で産出されるが、量産化され、沖縄ではもっとも多く出回っている。土産にはのれんや袋物が適当。
首里織物
草木染の色彩が美しい色絣の最高品。
総絣、首里花織、ロートン織などは、伝統的着尺の他に現代的帯地や、その他壁掛けなどインテリアの分野まで広く用いられる。
読谷山花織
南方系の技法で絣と花織が調和。テーブルセンター、小物などがみやげによい。
芭蕉布
もっとも古くから庶民に愛用された布。
芭蕉の幹の皮を糸に紡いで織 るが、製作にはたいへんな根気と手間がいる。
沖縄を代表する織物。
久米島紬
絹糸を久米島の植物染料で泥培染方法を用いて染めたものを織り挙げ る。昔は天然蚕の糸を使った。
紅型
四百年の伝統を誇る独特な染物。
各種の色が調和してみやびやかな美しさがある。技法として、型紙を用いて染める「型染」と、型紙なしで染める「筒引」の二通りがある。
前者は、着尺や帯地、それに財布などの小物類、後者は風呂敷や舞台幕などの大きな物を染める場合に使用。
琉球焼き
琉球の陶器は、中国、朝鮮、日本、南方系の技法が伝来して、それぞれに習得され、
やがて混合一体して沖縄独自の力強くて、たくましく、素朴な陶器が作られた。
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